手編みが上手くなる人の共通点

私のレッスンにいらっしゃる方は
ほとんどが初心者さんか、めちゃくちゃ初歩レベルの方。
きちんと針と糸を持つのが初めてという方が一番多いです。

皆さんわざわざ手編みのレッスンにいらっしゃるくらい興味をもっていただいているので
私としては絶対全員上手に手編みができるようになっていただきたいのです。

 

今まで何百人もの方にレッスンをしてきましたが
必ず手編みが上手くなる人の共通点があることに気がつきました。

とても簡単なことなのですが
「これならできる！」
と思えた方は例外なく上手くなります。

 

実は手先が器用とか
細かい作業が好きとか
あまり関係ありません。

 

そもそも手編みをやりたいと思って私のところに来てくださっているだけで
もうすでに最初のハードルは超えているのです。

自信満々に自画自賛しますが
私に会っているということは
絶対に手編みができるようになります。

 

でも、なかにはなかなかうまくできない人もいます。
全員がすぐにあれこれ編めるようになるわけではありません。
手編みは普段あまりやらないような動きを続けなければならないので
手つきに慣れるまでちょっと違和感があると思います。

でも、そんなことはたいして重要ではなくて
「私にはできないかも・・・」
と思ってしまうことが原因なのです。

 

これってものすごく単純なネガティブな自己暗示です。
「できない」と思いながらやっても
できるようにはなりません。

 

上達できない方はほとんど
「私には合ってなかった」とか
「やっぱり不器用だからできない」とか
「難しすぎる」とか
ネガティブワードで自分の手の動きを鈍くしてしまっています。

 

もったいないですよー！

 

「この編み図は私には難しすぎる」
「絶対できる気がしない」
「きっと家に帰ったらできなくなってる」
そう言い続けている生徒様がいました。

私はかなりしつこいタイプなので
こういうネガティブワードを聞けば聞くほど
「絶対編めるようになりますよー！」
と気合が入ってしまいます。

 

この生徒様の凄いところは
「絶対できない」とか「難しすぎるから無理」とか
ずっと言いつつも月2回のレッスンを欠かさないところです。

 

私は何度も言いますが
手編みでゆたかな気持ちになっていただき
セルフリラクゼーションとしてリラックスできるようなレッスンをするのがモットーです。

 

レッスン中はどんなにゆっくりでも
何度も何度も同じところで間違っても
できるようになるまでおつきあいします。
疲れてしまったときはちょっと休憩をはさみながら
マイペースで構わないので
一歩一歩レッスンを進めています。

 

そんなこんなで3か月。
この生徒様が急に
「なんかできる気がする」
と言ってサクサク編み始めました。
ご自宅でも一気に1玉編んでしまいました。
今までたった1段編むだけで疲れてしまっていたのに！

ネガティブワードが消え
ポジティブワードになったとき
急に手編みの神が降臨？

いえ、手編みの神なんていません。
それは生徒様自身の実力です。
もともとどなたの手にも可能性があります。

自分で「できない」と暗示をかけて
せっかくの可能性を殺さないでくださいね。

すこし自信過剰に
「私、これならできると思う！」と思い込んでください。
そういう気持ちで編んでいる人は
必ずうまくなっています。

 

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