ベルリン・天使の詩
『ベルリン天使の詩』
ヴィム・ヴェンダース監督の名作!
渋谷でレイトショー上映しています
1987年製作の映画ですが
今見てもグッとくる
私の大好きな映画です
25年ほど前
当時勤めていた会社の先輩が
ヴェンダースのファンで
そのときすすめられて観て以来
DVDを購入して年に1回は観ています
スクリーンで観るのが初めてだったので
やはり映画館という環境って良いものだなぁと
改めて実感しています
なにより
マリオンの空中ブランコのシーンが
これほど美しかったかのかと
感動してしまいました
難解と思わせておいて
伝えたいのはシンプルなメッセージ
愛し愛されたいという欲求と
不安定な心と生活は
空中ブランコのメタファー
さすがとしか言いようがないです
弱さや不安定さ
自信の無さ
必ず自分の中にある
向き合いたくないけれど
鉛のように沈んでいるもの
その寂しさに気がついたときに
はじめて自分を取り戻し
愛に気がつくのですね
天使の世界はモノクロで
人間の世界はカラーで表現されるシーンが
とても効果的で美しく
はっと目を惹くいくつもの印象的な情景になっています
普段感じる色・香り・温度・触感
そういったものが
新鮮な幸せのシンボルとなっているのです
映画の中にはベルリンの壁が象徴的に出てきます
第二次世界大戦の痛ましいシーンとともに
効果的に差し込まれていて
終盤のマリオンの独白は
実はアジテーションだったのだと
のちに気がつきました
この映画の公開された2年後に
ベルリンの壁が崩壊します
目を覚まし
愛に生きること
古い映画ですが
普遍的なテーマが
一番最後に心に温かいものを残してくれます
本当に何度見ても良い映画です
この映画におけるベルリンの壁も
Sex and the cityにおけるWTCも
今は無いけれども
その時代にあった
街を象徴するシンボルを見ると
映画は歴史の証人なんだなと思います
2019年2月19日に亡くなったブルーノ・ガンツ
本人役で出ているピーター・フォークも
2011年に亡くなっており
彼らがいま本当に天使となって
身近にいるのではと
ベルリン天使の詩の世界観から抜け出せない気分です
ベルリン天使の詩は
2019年5月3日(金・祝)~5月16日(木)にBunkamuraル・シネマにて
限定上映されています
ヴィム・ヴェンダース監督作『ベルリン・天使の詩』、渋谷で2週間限定上映
レイトショーということで
少人数でしっぽり鑑賞できると期待していたのですが
意外にお客さんが多かったのが印象的でした
この映画のファンは多いのね♡
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