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よもやま

「できない」を大切にします

編みものに限らず、なにか新しいことをはじめるのはワクワクするものです。
でも最初はうまくコツがつかめず、なかなか思ったような出来栄えにはなりません。
レッスンでは少しでも楽に簡単に、少しでも早く上手にできるようにアドバイスをするようにしていますが、
手仕事は自分の手で感覚をつかんでいただくのが上達の一番の早道です。
上達に王道はないのです。

私が編みものを始めたのは10歳の時。
とても器用な祖母に教えてもらったのがきっかけでした。
当時は思い通りにいかないことばかりで、何度も何度も失敗しながら
あれこれ試行錯誤ばかりしていました。
それでも不思議と嫌になることはなく、数十年にわたって手編みを続けています。
好きこそものの上手なれ、とはよく言ったものです。
いまでは生徒様に手編みを教える立場になりました。

私が編んでいるのを生徒様から見ると、たぶんあまり苦労していないように思えるかもしれません。
できるようになってしまうと、できなかった時のことや感覚を忘れがちになってしまいます。
なので、レッスンのときには私はつねに10歳のときの感覚を忘れないようにしています。
できなかったとき、どうやって試行錯誤したか
うまくいかなかったとき、どんなふうに加減してみたか
そういったことをレッスンでお伝えしています。

そして私も自分の苦手なことにチャレンジし続けています。
正直いって私は編みもの以外のことはほとんど苦手です。
お料理も適当
掃除もきらい
整理整頓も苦手
お裁縫さえうまくできません

そんな私が先日、パティシエの友人のお菓子教室でマカロンを教えてもらいました。
マカロンは大好物なので、ぜひとも自分で好きなだけ焼きたい!
だって買うと高いし・・・

パティシエのレシピと手順、見極めのコツまでしっかり伝授してもらいながら作ったんです。
なのに、結果はこの通り。

もう、見た目からしてマカロンとは程遠いものになりました。
初めて焼いたマカロンはこんなものです。
もちろんこれは私が特別下手だったからかもしれません。
でも、最初からうまくできないのはあたりまえ。
この「できない」という感覚を大切にしないと!と改めて実感しました。

同じレシピ、同じ手順で作ったにもかかわらず、パティシエの友人の作ったものとは似ても似つかぬものになりました。
悔しがる私に友人は
「だって、作っている数と年数が違うもの!」
と言いました。
確かにその通り!それは私がいつも手編みレッスンで言っていることでした。
何事も「できない」から「できた!」になっていく過程が楽しいのです。
そのためにはゆっくりマイペースで構わないので、長く続ける以外の方法はないのですね。

マカロンはうまく焼けるまで一生懸命練習しますよ!
上手にできたら生徒様にもおやつにお持ちしますね。

いつになるかわかりませんが・・・

 





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