懐かしきイケメンありきの編み物本
80年代に編み物をやっていた方なら
この題名でピンと来るのではと思います。
古き良き昭和の編み物本。
独特の世界観がありました。
私も当時から手編みにハマっていましたので
こういう本を何冊か持っていました。
本当に涙が出るくらい懐かしい思い出の本です。
当時の編み物本は、ニットではなくイケメンがメインでした。
特に激しかったのが風間トオル本。
若いですね・・・
風間トオルセーターコレクションなんです。
焼けた肌・白い歯・満面の笑み。
男子2女子1のドリカム編成です。
どう見ても3人なのに、どの二人のセーターなのでしょうか・・・
あ、これパピーさんの本だったのですね。
このアイドル雑誌さながらの表紙の雰囲気は
なかなか今の編み物本にはないノリです。
【明星】とか【平凡】のノリがそのままです。
風間トオルのみならず仲間たちも!
え?仲間たちって誰?!
でもね、この勢いが良いじゃないですか。
良く見るとこの風間トオルってちょっとキムタクっぽいですね。
本当に正統派のイケメンです。
これに至ってはもうなぜ海に入っちゃったのか・・・
フィッシャーマンセーターだから海だったのか。
このちょっとシュールな勢いが昭和の良き本なのです。
そしてもう一人
昭和の編み物本になくてはならないイケメンがいました。
阿部寛。アベちゃんです。
元祖ソース顔のイケメンです。
【セーター】の文字が小さすぎ!
いや【阿部寛】が強すぎ!
どれもこれも阿部寛推し!
ものすごい圧!
これなんかセーターの本なのに表紙にセーターさえ写ってないという
なんだかもうアベちゃんだけでどうにかなってたのが凄いです。
本当にこの時代はとにかく夢がありました
アベちゃんとかトオルとか
イケメンにセーターを編んであげるという
夢が見られる作りになっていました。
ちょっと探したら
竹野内豊の本も出ているのですね。
たぶん、イケメン編み物本の最後の世代だと思います。
ものすごく貴重ですよ、これ。
それにしても竹野内豊は本当にイケメンですね。
個人的にものすごく好きなタイプの顔です。
今この本が本屋さんに並んでいても
絶対買ってしまいます。
そして意外なイケメンもいたのです。
銀次郎はん・・・!
いや、爽やかイケメン時代の竹内力・・・
そうそう、昔は竹内力はアベちゃん系統のソース顔イケメン枠でした。
今でこそミナミの帝王ですが
この時代は自分の看板背負って編み物本を出すくらいの
イケメン枠だったのです。
なんだかもう本当にかわいいですよね。
今の顔芸が想像できません。
今はこういう本はほとんどなくなってしまいました。
昭和の時代は彼に編んであげるセーターというニーズがとても大きかったのです。
彼に編むセーターとか
彼と私のセーターとか
男子を意識した本が数多くありました。
最近になってまたちょっとこの流れが戻ってきた感じもします。
彼セーターの本をたまにみかけます。
坂口健太郎くんです。
でもこれはあくまでセーターがメイン。
【坂口健太郎のセーター】じゃないのです。
こうしてみると
イケメンの雰囲気がかなり変わってきています。
昭和はソース顔
今は塩顔
ユニセックスな雰囲気の塩顔は私も好きですが
阿部寛、風間トオルに代表される
昭和のセーター本のインパクトにはかないません。
やはりこのパワーがよみがえってほしいですね。
よみがえるといえば、
このイケメン系編み物本を多く出版していた
雄鶏社ですが、
2009年に倒産していまいました。
このニュースを知ったとき
とってもショックでした。
雄鶏社の本は、作り手が本当に手芸が好きなのが
ビシビシ伝わってくる本ばかりでした。
編みものや刺しゅうを趣味にしていた方なら
雄鶏社の本の魅力は十分にお分かりいただけると思います。
私も雄鶏社が大好きでした。
雄鶏社、よみがえってほしい!
いまだに手芸本といえば雄鶏社という方は多いはず。
私は今も古本屋さんやオークションで雄鶏社の編み物本を見つけると
必ず買ってしまいます。
手芸本はほとんどの場合再版はないので
今売っている本もすぐに絶版になることが多いです。
気に入った本はきれいにいつまでも大切に保管しておきたいものです。
昭和の編み物本は永遠です!
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